「セブルス、もう、頭大丈夫なのか?」


「すまない、。その聞き方、やめてくれないか。」


「セブルスさん、もう、頭大丈夫なんですか。」


「レギュラス、お前は明らかに狙っているな。」








黒い星の下の、王子。







「あははは。すいません。楽しくって。」


「レギュラス、セブルスは本当に怪我したんだぞ。」


「そうですね、ごめんなさい。さん。」








しゅん、と頭をおろすレギュラスの頭を撫でる。

あぁ、もう、どうしてこんなに可愛らしいんだろう!

まるで、弟のような感覚だ。

クリードや、セブルスのように、大きくないし。

クリードや、セブルスのように、ひねくれてもない。


そして、あのグリフィンドールの兄のように、妖艶さもない。








「レギュラス、もうそろそろ夕食の時間だよ。」


「はい!さん、早く行きましょう!」








とってもとっても、可愛い私の、後輩。

みんな、ブラックのように、かっこよくないとか、背が高くないと言うが。


考えてもみろ?


レギュラスが、この愛らしいレギュラスが、あんな背が高かったら!

そんなの、もう、ただ可愛い背が高い人じゃないか!


レギュラスは、この身長で良いんだ。


それに、かっこよくないとも思わないぞ、私は。

レギュラスは、時にとても頼もしいし、とても可愛い。








「レギュラス、いつまでもそのままで居るんだよ。」


さんが、望むなら。」



「そりゃ、無理だよ。。現に、レギュラス、身長伸びただろう?」


「よく分かりましたね。多分、長期休みになったら、あっと言うまに伸びちゃうんでしょうね。」


「・・・。そんな、嫌そうな顔をするな。」


「しょうがないだろう、セブルス。お姉さんとしては、このままで居て欲しいんだ。」








ねぇ?と、隣に居るレギュラスに問いかけると。

さんが望むなら、僕はずっとこの背でも良いですよ、って笑った。


あぁ、もう、本当に、可愛い。


可愛さを、表したくて、でも抱きつくには気が引けて。

だから、レギュラスへの愛しさを、手をつないで表した。








「わぁ、さん、手、冷たいんですね。」


「冷え性なんだよ。」


「手が冷たい人は、心が暖かいって、聞いた事ありますよ。」


「じゃあ、レギュラスもそうだね。」


「僕は、きっと、手の温度、そのままです。」








時々、にこにことした笑顔の奥に冷たい光が見えるけど。


そんなものは、もう、どうだって良いんだ。








きみが、きみで、いるだけで。






「兄貴が、あんなに高いんだから、レギュラスも伸びるかもな。」


「え・・・。」


「そうですね、家族も結構高いほうですし。」


「えぇ・・・。」












姫さまが、レギュラスにゾッコンって言うのを書きたかっただけなのです・・・。
私の中の、レギュラスはお姉さまキラー。
でも、姫さまが居るので、べつに女を求めません。